占星術
トロピカル・ゾディアック
とろぴかるぞでぃあっく意味
トロピカル・ゾディアックは、春分点を牡羊座0度とし、黄道を30度ずつ十二のサインへ分ける方式です。基準は、二至二分を起点とする太陽の年周位置です。
解説
起点の春分点は、黄道と天の赤道が交わり、太陽が南側から北側へ進む方向です。ここを0度として黄経を数えると、90度が蟹座0度の夏至点、180度が天秤座0度の秋分点、270度が山羊座0度の冬至点に当たります。名称は北半球の季節に沿っていますが、南半球では同じ天文現象に対応する季節が逆になります。
地球の自転軸が向きを変える歳差の進行に伴い、春分点は恒星を基準にすると長期的に移動します。トロピカル方式は、その時代の春分点を牡羊座0度に保ちます。恒星側に置いた起点から数えるサイデリアル方式との角度差がアヤナーンシャです。同じ日時と天体でも、起点を替えると黄経の数値やサイン名が変わる場合があります。
トロピカルのサインは黄道上の等しい30度区間です。国際天文学連合が定める星座は、赤経・赤緯の境界で全天を分けた大きさの異なる空域です。牡羊座などの名称には歴史的なつながりがある一方、現在のサイン境界と星座境界の位置は異なります。チャートを比較する時は、TropicalまたはSiderealの指定、日時、天体暦を記録します。
春分から始まる一年の循環を、発芽、成長、収穫、休息などの象徴へ結び付ける説明は占星術上の解釈です。天文学から確かめられる範囲は、分点を原点とした黄経と二至二分の位置関係までです。サインの意味を読む際は、採用する占星術体系の判断規則と、天文座標の説明を分けて記します。