占星術
ポラリス
ぽらりす 別名:Polaris意味
ポラリスは、こぐま座α星Aaに付けられた固有名で、現在の北極星です。地球の自転軸を北へ延ばした先に近いため、北半球では真北を知る目印になります。
解説
ポラリスの近くにある天の北極は、地球の自転軸が天球と交わる点です。地球が自転すると周囲の星はこの点を中心に回るように見えますが、ポラリスが描く円は小さいため、夜の間はほぼ同じ方向にとどまります。北斗七星のひしゃくの端にある二星を結んで延ばすと見つけられます。
地球の自転軸の向きは、こまの軸のように約2万6千年かけて変わります。この歳差によって天の北極も星空の中を移動するので、ポラリスが北極星である時代は永続しません。「動かない星」という印象は、一晩の見え方を表したものです。
主星ポラリスAaは、スペクトル型F8 Ibの黄白色超巨星で、約3.97日周期で明るさが変わる古典的ケフェイド変光星です。ケフェイド変光星とは、恒星自体が膨張と収縮を繰り返して明るさを変える星を指します。さらに近い伴星Abと離れた伴星Bがあり、全体では地球から約430光年先の三重星系です。
Polarisはラテン語で「極の」を意味し、ルネサンス期からこぐま座α星の名として使われました。古典占星術では、プトレマイオスがこぐま座の明るい星々へ土星と金星の性質を配しています。これは古代の象徴上の分類であり、歳差、脈動、三重星という説明は観測に基づく天文学上の情報です。