哲学・心理
バンドワゴン効果
ばんどわごんこうか 別名:bandwagon effect・バンドワゴン・エフェクト意味
バンドワゴン効果とは、多くの人が選び、支持しているという情報によって、自分も同じ選択を支持しやすくなる現象です。人気は品質や適合性を知る手掛かりになる場合がありますが、支持数の表示そのものが次の支持を増やすこともあります。
解説
この名称は、人気のある商品ほど欲しくなる需要を説明するため、一九五〇年の消費理論で用いられました。個人の好みや価格が同じでも、ほかの人が同じ商品を買っている事実によって需要が増えるという考え方です。現在は、商品、意見、候補者、コンテンツなどへの支持が、周囲の支持数を見て強まる場面にも使われます。
二〇〇六年の人工的な音楽市場では、一万四千人余りの参加者に、他者のダウンロード数を見せる条件と見せない条件を設けました。社会的な情報がある条件では人気の偏りが大きくなり、どの曲が上位になるかも不安定になりました。二〇一三年のニュースサイト上の実験では、最初に肯定的な評価を一つ加えると、次の肯定的評価が付く確率と最終評価が平均して上がりました。一方、否定的な操作は利用者に打ち消される傾向があり、影響の向きや大きさは場面によって変わります。
同調は、集団の判断や規範に合わせて行動や意見を変える、広い範囲の現象です。バンドワゴン効果は、その中でも人気や支持の多さが手掛かりになる場面を指します。情報カスケードは、人が順番に選び、先行者の行動を見て、自分の情報を脇へ置いて同じ選択へ続く過程を説明するモデルです。三つの用語は、判断を動かした情報と選択の順序で区別します。
占い師、講座、デッキを選ぶ時は、ランキングや口コミ数を見る前に、自分の基準を書きます。比較する項目は、内容、価格、キャンセル条件、説明の根拠、評価件数などです。人気をその一項目として置けば、支持の多さと品質を分けて検討できます。カードを読む場面でも、他者の解釈を見る前に自分の観察と根拠を残すと、支持の多い読みが結論を動かした箇所が見えてきます。