象徴
五行配当
ごぎょうはいとう 別名:五行対応表・wuxing correspondences・five-phase correspondences意味
五行配当は、季節、方位、色、音、味、干支などを木・火・土・金・水のいずれかへ分類し、異なる領域の対応表を作る方法です。木・春・東・青のように、同じ行へ置かれた項目同士を関連付けます。表は文献、時代、分野によって扱う範囲が異なるため、採用した出典を示して使います。
解説
基本の仕組みは、一つの行を共通の分類軸にすることです。たとえば春、東、青は、いずれも木へ配されるため一組になり、三者の結び付きは「同じ木に属する」という分類から生じます。対応表を読む時は、木・火・土・金・水のどれを介した関係かをたどります。
『尚書』洪範は五行の性質を五味へ結び付け、『礼記』月令は季節、方位、色、衣服、器などを季節ごとにまとめています。『淮南子』墬形訓には、東西南北と中央、色、身体、作物を横断する配当が見られます。対応の範囲は、複数の文献と分野を通じて広がりました。現在の配当表には、その蓄積が重なっています。
「五色配当」は色、「五方」は方位、「干支の五行」は十干と十二支に対象を絞った配当です。「五行配当」は、こうした個別表をまとめて理解するための上位概念に当たります。色の意味を知りたい時は五色配当、命式の文字を分類したい時は干支の五行というように、対象に合う表を選びます。
占術で配当を使う時は、最初に分類する対象を定めます。次に、出典を示せる対応表を選び、最後に相生、相剋、季節の強弱など必要な関係規則を加えます。別々の表から都合のよい対応だけを集めると根拠を追えないため、出典と適用範囲を記録しておくことが大切です。
タロットの図像では、カードに青い衣が描かれていることは観察できる事実です。青を木へ配することは文化的な分類であり、そこから春、成長、東などを読むことは占術上の解釈になります。どの版の、どの図像を、どの配当表へ結び付けたのでしょうか?観察、配当、相談上の意味を分けて示すと、読みの段階が明らかになります。