占い

蔵干

ぞうかん 別名:地支蔵干・人元・hidden stems・hidden heavenly stems

意味

蔵干は、四柱推命で十二支の内部に配すると定めた天干です。たとえば『淵海子平大全』の「地支藏遁歌」は、子に癸、丑に癸・辛・己、寅に甲・丙・戊というように各支の干を列挙します。蔵干は命理上の配当規則であり、地支の文字から物質成分が見つかるという主張とは役割が異なります。

解説

地支は子から亥までの十二符号で、蔵干はその一支へ一つ以上の天干を割り当てる命理上の表です。『三命通會』巻二は、地支に含める干を人元または司事の神と呼び、月内で働く期間を論じました。蔵干を日干との十神関係へ置き換えると、地支に含まれると定めた五行や十神を命式の判断材料へ加えられます。

蔵干の一覧には複数の系統があります。「地支藏遁歌」は各支に含める干を列挙する資料で、月律分野は余気・中気・本気という位置と期間を加えた表です。さらに『三命通會』では、司令日数の異なる表も併記されました。配当する干、並べ方、日数のどれを使うのかを切り分け、表の出典と用途を先に決めます。

命式を読む時は、まず年支、月支、日支、時支を確定し、同じ蔵干表から各支の干を取り出します。次に日干を基準に十神へ変換し、天干に同じ干や五行が現れているか、月令を得るか、通根するか、相生と相剋を受けるかを照合します。蔵干が表にあることは配当上の事実です。その干が強く働くか、吉凶のどちらへ傾くかは、命式全体を用いる占術上の解釈になります。

相談では、蔵干を表面に現れていない条件を探すための問いへ変換できます。仕事なら非公式の役割、未使用の技能、契約書の例外条項、生活なら保管物、継続費、支援制度を資料から探します。本人がまだ言葉にしていない事情を現実の条件として判断するには、記録、行動、当事者の説明が必要です。推測は、次に何を尋ねるかを整理するために使います。

タロットでは、人物が手に持つ物、衣服で一部が隠れた物、奥に描かれた建物、背景で進む動作など、実際に見える要素を図像上の事実として記録できます。それらを蔵干へ対応させ、未表出の資源や動機を読む部分は占術上の解釈です。カードに描かれていない物や他人の本心を補っていないでしょうか?図像、蔵干表、相談者から得た事実を三つに分けると、「隠れている」という言葉だけで断定するのを防げます。