哲学・心理
物語的因果
ものがたりてきいんが意味
物語的因果は、出来事を「何が起こり、なぜ次へつながったか」という関係として組み立てる考え方です。このつながりは物語を理解するための構成で、現実の因果関係を証明する資料とは別です。
解説
アリストテレスは『詩学』で、筋を構成する出来事を、偶然に前後する関係から区別して論じました。その出来事は、必然性またはもっともらしさのある連なりとして配置されます。物語的因果は、出来事を選び、順序と意味を与える作業です。同じ出来事でも、焦点を置く人物や問いが変われば、別の因果の筋が見えてきます。
相談で「転職したから関係が終わった」と語られた時は、時系列、連絡、生活の変化、当事者の説明を分けて置きます。カードの位置関係は、どの要因を見直すか考える補助にとどめます。実際の原因を一つに決めるには、記録と対話が必要です。