哲学・心理
決定目標
けっていもくひょう 別名:decision objective・decision objectives・意思決定目標意味
決定目標とは、定めた状況の中で、意思決定者が選択によって実現したい状態を表す言葉です。目標を先に明らかにすると、その実現に役立つ候補を作り、同じ基準で比べられます。
解説
ラルフ・キーニーの価値焦点思考は、選択肢を探す前に、意思決定者が大切にする価値を目標として言葉にする考え方です。選択肢は目標を実現する手段として位置付けます。たとえば「育児に使える時間を確保する」が上位の目標なら、「在宅勤務ができる部署へ移る」は候補の一つです。「在宅勤務を実現する」を目標に固定すると、時差勤務、勤務日数の短縮、通勤距離の短い職場など、同じ価値に役立つ別の案を見落とす可能性があります。
目標、評価基準、数値目標には役割の違いがあります。「通勤の負担を減らす」は実現したい方向を示す決定目標、「一週間の通勤時間」は達成度を測る評価基準、「週五時間以内」は目指す水準です。決定する人、対象となる期間、外せない条件も添えると、候補を比べる範囲が明確になります。具体性を高める時も、特定の候補を結論として目標文へ埋め込んでいないかを見ることが大切です。
タロットを使う場合、カードの名前、向き、人物、持ち物、背景、配置は図像上の事実です。そこから「自立を優先したい」「安定が課題になる」と意味を取る部分は占術上の解釈に当たります。解釈から生まれる「何を守り、何を変えたいのか」という問いは、価値を考え直すきっかけです。本人は自分の価値、生活条件、関係者との合意、専門資料から得た事実を基に、決定目標を言葉にします。健康、法律、金融に関わる目標には、該当分野の資格を持つ専門家の情報も必要です。
選択肢集合は、目標を実現するために現在選べる行為の範囲です。価値尺度は、候補の結果がどの程度望ましいかを比べる物差しを指します。多基準意思決定は、複数の目標を測れる基準へ分けて候補を比べる方法の総称です。決定目標を先に定めることで、候補、基準、比較表が同じ問いへ向くようになります。