哲学・心理
ハロー効果
はろーこうか 別名:halo effect・後光効果・ハロー・エフェクト意味
ハロー効果とは、人物や対象への全体的な好悪、または一つの目立つ特徴が、別の特性に対する評価まで同じ方向へ動かす評価誤差です。好印象も悪印象も広がるため、評価項目ごとの根拠を分けて確かめます。
解説
ソーンダイクは一九二〇年、上官が兵士を体格、知性、指導力、人格などの項目に分けて評定した記録を調べました。ある上官が百三十七人の航空士官候補生を評定した例では、知性の評定と体格、指導力、人格の評定との相関が、それぞれ〇・五一、〇・五八、〇・六四でした。項目間の相関が高く均一であることから、人物全体への評価が個別項目へ広がったと論じています。この研究が直接示すのは評定間の相関であり、独立して付けるはずの評定が結び付く問題です。
一九七七年の実験では、百十八人の大学生が、同じ講師を映した二種類の動画のどちらかを見ました。一方の動画では講師が温かく親しみやすく振る舞い、もう一方では冷たく距離を置いて応答します。温かい動画を見た群は講師の外見、身振り、訛りを好意的に評価し、冷たい動画を見た群は同じ特徴を不快と評価しました。参加者は全体印象が個別評価へ及ぼした影響を自覚しにくかったことも報告されています。
外見が文章評価へ及ぼす影響を調べた別の実験では、六十人の男子大学生が、女子学生の作品とされた文章を読みました。文章の出来に加え、書き手を魅力的に見せる写真、魅力が低いと受け取られる写真、写真なしという条件を設けると、外見情報が文章の質と書き手の能力の評価へ影響しました。ホーン効果は悪い全体印象が他の評価を下げる方向を表す呼び名です。権威への服従は権威者の指示によって行動が変わること、顕著性バイアスは目立つ情報へ注意が偏ることに焦点があります。
占い手やサービスを評価する時は、話し方、肩書き、出典、料金説明、個人情報の扱い、予測の記録を別々の欄へ置きます。各欄の根拠になるのは、ページの記載、契約条項、実際の応答など、その項目に対応する証拠です。カードについても、絵としての好み、描かれている物、伝統的な意味、相談への解釈を分けると、美しい図像が根拠の強さまで押し上げる事態を見直せます。最後に総合評価を付ければ、どの項目から印象が広がったかをたどれます。